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2007年 02月 20日
20日というのは、(日本らしく?)カメラ雑誌の発売日です。そこで見たのが「さよなら、コダクローム」(『日本カメラ』)でした。
あの、コダムロームもついに販売終了になるとのこと(プレスリリースは、こちら)。 時代の流れとはいえ、寂しいものです。Simon & Garfunkelの歌った、あのKodachromeがなくなってしまうのです(そして、この報道よりも先に、「ナイコン」ことNikonは、フィルムカメラの新規製造の中止を発表しています。このブログでも記事を書きました)。 プレスリリースには「なお、販売終了の時期については現在の販売状況で今後も推移した場合、2007年3月末頃になる見込みです」とあります。 コダクロームはよいフィルムでした。派手さはないものの、しっとりとした落ち着きのある発色で、そうですね、ライカ、コンタックス、ニコンあたりとは相性が合う感じだったと思います。新しいものを撮影するよりも、ヨーロッパの街角なんかのスナップには見事なハーモニーを見せてくれるフィルムでした。 なんか、寂しいな。 富士フィルムのVelviaがなくなっても、こんな感情は湧いてこないと思います。正確なたとえではないかもしれませんけれど、昔の友人を失った、そんな気分です(いや、まだ完全に亡くなったわけではありませんけれどね)。 今年の桜をコダクロームで撮影できても、おそらく来年は無理でしょう。 さよなら、コダクローム。 ちなみに、タイトルにあるKRは、コダムロームの略称です。
by albertus
| 2007-02-20 16:33
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