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2006年 04月 29日
「人を数人殺せば殺人犯、しかし、100万人殺せば英雄・・・」
有名なチャップリンの『殺人狂時代』の台詞です(厳密にはこの通りではありませんけれど)。 チャップリンは、喜劇の王です。しかし、この作品には全体に極めてシニカルなトーンがあることはいうまでもありません。所々見せるユーモアも、それらの場面があるが故に、シニカルなトーンが強調されます。 初期の作品、『サーカス』や、『街の灯り』『モダンタイムス』も素晴らしいし、後期の『独裁者』『ライムライト』も傑作ですが、私はこの作品が一番好きかもしれません。 作品はそれとして、結構好きなのが彼の英語です。チャップリンはロンドンの下町出身ですから、アメリカの英語とも、完全なクィーンズとも違うでしょう。下町ではありませんが、私もロンドンにいたこともあるのでかなりシンパシィを感じます。そして、そこで使われている英語の表現などは、よく真似したものです。この作品に再び会うことができて幸せです。うんうん。 しかし、なによりも驚いたのは500円で売っていたことです。 まあ、著作権が切れたとかそう言うことだと思うのですけれど、かなりショックでした。はは。
by albertus
| 2006-04-29 01:33
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